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〒861-3106 熊本県上益城郡嘉島町上島字長池2232

イオンモール熊本1階PeTeMo内

混合ワクチン

ウィルス感染症は治療薬が少なく、子猫は特に重症化しやすく命を落とすことも。

完全室内飼いの猫ちゃんでも毎年多くの子がウイルス感染症で来院しています。感染力が強く致死的なパルボウィルスは人の靴の裏などから室内に入り込むこともあります。定期的なワクチン接種で猫ちゃんを感染症から守ってあげましょう。

定期的な混合ワクチン

ウィルスに対する抵抗力をあげ、命に関わる感染症から猫ちゃんを守る為に、重要なのがワクチンです。
ワクチンには一本の注射で複数の病気に対して効果のある混合ワクチンと一本の注射で1種類の病気に対して効果のある単味ワクチンと呼ばれるものがあります。

当院には 混合ワクチンとして「6種混合ワクチン」と「3種混合ワクチン」があります。
単味ワクチンとしては「猫免疫不全ウィルス(猫エイズ)ワクチン」があります。  

混合ワクチンにより対策ができる病気

  1. ウィルス性鼻気管炎(ヘルペスウィルス)
    主な症状:鼻気管炎・肺炎
    感染経路:飛沫感染 免疫力低下
    特徴:伝染力強 重症化すると致死性
  2. カリシウィルス感染症 (2株)
    主な症状:鼻炎・結膜炎・ 舌炎
    感染経路:飛沫感染
    特徴:伝染力強 強毒株は致死性
  3. 汎白血球減少症 (猫パルボウィルス)
    主な症状:脳奇形 出血性下痢
    感染経路:感染猫の分泌物
    特徴:致死性 ウィルス非常に強い
  4. 白血病ウィルス感染症
    主な症状:免疫不全・腫瘍
    感染経路:感染猫の分泌物 母子感染
    特徴:感染するとキャリアに 若齢で白血病・リンパ腫
  5. クラミジア病
    主な症状:結膜炎
    感染経路:飛沫感染
    特徴:慢性化することあり
3種混合ワクチンでは上記の1から3の感染症を、6種混合ワクチンでは1から5の感染症を予防します。(カリシウィルスは2株)

混合ワクチンは生後2か月齢以降に一回目の接種を行い、1ヶ月間隔などで2回接種し、その後は年1回の追加接種もしく抗体検査の結果による追加接種により免疫力を維持します。


猫免疫不全ウィルス(猫エイズ)ワクチン

保護したなどで出生がはっきりしない猫ちゃんには、猫エイズ(猫免疫不全ウィルス)と猫白血病のウイルスに感染していないかを調べる検査をお勧めします。

採血をして10~15分程で終わる検査です。結果が陰性であれば、ワクチン接種で予防することができます。

猫免疫不全ウィルス (猫エイズ) の主な症状として:
 急性期:発熱・下痢
 無症候キャリア期:無症状
 エイズ関連症候群期: 慢性感染症・口内炎
 後天性免疫不全症候群期: 免疫不全・腫瘍

主にケンカなどによる咬傷から感染して、発症すると免疫低下による様々な症状が出ることが特徴ですが、発症しない期間(無症候期)が長い為症状を出さずに寿命を全うする場合もあります。

猫エイズのワクチンは、生後2ヶ月以上の猫ちゃんに2~3週間間隔で3回接種し、その後は1年ごとの追加接種により免疫を維持します。

生活環境に合わせて適切なワクチンを獣医師がご案内いたしますので、ご相談ください。


Kashima Animal Clinicカシマ動物クリニック

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診療時間

水曜:10-12時・15-18時
土曜:10-12時・15-17時
月・火・木・金・日・祝日・第1水曜:休診
(第1水曜が祝日の場合は第2水曜日が休診となります。)