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〒861-3106 熊本県上益城郡嘉島町上島字長池2232
イオンモール熊本1階PeTeMo内
生まれて間もない子猫さん、小さくてとってもかわいいですよね。
しかし、母猫の代わりの子育ては、簡単ではなく、分からない事だらけだと思います。 生まれて間もない子猫の死亡率は高く、適切な子育てをしてもすべての子猫が成猫まで育つわけではありません。
子猫さんが健康な成猫に育つためにも、またご家族の子育てへの不安を軽減するためにも、 子猫さんを家族に迎えた時は、できるだけ早くのご来院をお勧めします。
その上で、お家でのケアの参考にしていただけたらです。
体重と歯の生え方から生後どれくらいかを推定してみましょう。(栄養不良の子猫は体重が小さいことが良くあります。)
子猫の元気がない時は、まずは保温に努めましょう。表の温度より暖かめの30℃程度、湿度50-60%に寝床を保ちましょう。
授乳をする前に数滴ずつぬるま湯を口にたらしてみて舌が動くか、ゴックンできるかを試してみましょう。
ゴックンができない時→すぐにご来院ください。
ゴックンができる→授乳にトライ!
新生児用の粉ミルクを商品の規定の割合で溶かします。ミルクの温度は手の甲に落として熱くないくらいです。(目安35-38℃)
(注意:ミルクは離乳前の子猫用を与えてください。牛乳や離乳後用の栄養補助食品のミルクは栄養バランスが異なります。)
生後3週齢以下の子はまだお皿からミルクを飲めないので、ゴム乳首やスポイト、注射器などの哺乳器具を使います。哺乳器具が手に入らない場合は、布にしみこまして吸わせることもできます。(ただしこの場合、吸いにくかったり、飲んだ量が分かりません。)
子猫を腹ばいにして顔を少し上に向け、正面から口に乳首をくわえさせます。飲んでる最中は仰向けにしないで下さい。最初は1㏄くらいづつあげて、吐かないか、飲めたかの様子を見ましょう。上手に飲めている時にはチュパチュパと吸ってる音が聞こえたりします。
哺乳の回数や量はそれぞれ製品ごとに記載してありますが、1回で飲める量が少ない場合は回数を増やしてみてください。ミルクは作り置きせず毎回新しく作り、哺乳器具は洗浄・煮沸を行うのが理想的です。
体重増加の目安は「毎日10-15gづつ増える」あるいは「今日の体重≧昨日の体重+5%」です。
衰弱していたり上手くミルクを飲んでくれない等で、体重が増えていない場合は、すぐにご来院ください。
生後3-4週齢になると早い子は浅いお皿からミルクを舐めることができるようになります。最初は少量から飲ませ、数日~1週間程度かけて一回量を飲めるようにしましょう。飲みきれなかったミルクは廃棄して、毎回新しく作ってください。
生後4週齢になると乳歯が生えてくるので、ペースト状のフードや猫缶を粉ミルクで溶かしてやわらかくしてあげてみましょう。ミルク以外の物を食べる練習ですので、フードの割合を増やしていきます。
生後5週齢を過ぎると奥歯が生えてくるので、お皿に子猫用のドライフードを置いてみて食べるか見てみます。完全離乳の目安は2ヶ月(6~9週齢)ですので、ゆっくりと移行していきます。
上手く食べられない時や下痢をしてしまう時には、一度前段階に戻して、数日後にもう一度挑戦しましょう。
生後3週齢位までは、本来母猫がお尻などを優しく舐めて刺激することで排泄を促します。母猫の代わりに、お尻部分を濡らしたティッシュなどの先端で軽くつつくようにして排泄を促してあげましょう。
回数は生後1~2週齢なら2~3時間おきに、生後3週齢なら4時間おきが目安です。または、哺乳の前後に合わせてしてみてください。
生まれて間もない子猫の死亡率は高く、適切な対処や育成をしてもすべての子猫を成猫まで育てることはできません。少しでも猫の子育てに不安や疑問がありましたら、すぐにご来院ください。獣医師が適切な子育て方法をアドバイスいたします。
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